等持院からは京福北野線が近い。
駅まで歩いていると、民家に映えるモミジ。


電車で隣駅の終点、北野白梅町(きたのはくばいちょう)駅へ。
ここから北野天満宮の前を通り、かたわらのうどん屋で空腹を満たす。
バスで京都御所へ移動。
京都旅行最後の陽気のなか、ひろーい御所の敷地をそぞろ歩く。



ここ数日歩き回った疲れを感じつつ、京都駅へ向かう。
適当におみやげを買った後、駅ビルで食事。
出がけに駅のコインロッカーに預けた荷物を取り出し、新幹線のホームに向かうと、そこに一泊のお世話になった、奥さんの叔父さんが。。ご丁寧に見送りに来てくれたようだ。
しかも、なにやら土産物まで準備して。。
ほんとにありがとう。
また司牡丹を一緒に飲みましょう。

そんな叔父さんに見送られて、東京行きの新幹線で帰途についた。

今年は全体的にあまりいい色づきでなかったのが残念。
とはいえ、やはり京都は紅葉の映える観光地だった。とても楽しんだ。
人だかりになるのもわかる。

今回あちこちに回ったけれど、まだ行ってみたいところだらけだ。
特に、京都の外れの山。
鞍馬・貴船、大原、比叡山、高雄。

それから、長岡京方面の光明寺。
ここは今シーズンのJR東海のCM「そうだ、京都行こう」のロケ地になったところだ。

来年はいい色になることを祈り、そのときにまた京都に行けるようにしたい。

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11.等持院

1月 7, 2006

さて金閣の次に向かったのは、等持院。
ここは、有名な足利尊氏の墓所でもある。

金閣からは便利な交通機関が無いので、タクシーで移動。
このアクセスの悪さと、金閣のような目立つ見せ物が無いことから、この寺はほとんど知られていない。

なんでこんなところを知っているかというと、中学生の時の修学旅行の話になる。
当時はバスで集団移動ではなく、4、5人程度のグループでタクシーを使うことができた。
事前にグループで行き先を決められるのだが、当然有名なところばかりになる。
金閣とか龍安寺とか。

そういうところを回っているうちに、時間がちょっと余った。
そのとき、タクシーの運ちゃんが寄ってくれたのが、等持院だったというわけだ。

等持院は人もいない、のどかな庭があるだけ。
庭のタイプとしては龍安寺に似ていると思うが、龍安寺の人為的な石庭に比べると、草木がわらわら生えているのんびりとした庭だ。
中学生にしてはオヤジ臭かったのか、そんなところがとても気に入った。

そしたら、偶然にもうちの奥さんもこの寺が好きだったらしい。
奥さんは京都に親戚がいるせいもあって、けっこう知っている。
思わぬ意見の一致に、これは行っておかないとという話になった。

タクシーで10分ほど移動したところ、住宅地の中の砂利道を進み、等持院に到着。
思ったより人がいるなあ(10人くらい)、と思っていたら、どうやらアジアから来ている人たちのようだ。女性が多い。
…そうしているうちに、なぜかうちの奥さんが注目の的に!!
わらわらと集まる人だかり。
なぜかみんな嬉しそうだ。

どうやら、奥さんが着物を着ていたのがたまらなかったらしい。
一緒に写真を撮らせてー、とキャーキャー言っていた。
奥さんはちょっと引きながらも、「いいですよ」と対応していた。
それでみんな満足し、去っていった。

いきなりのハプニングに唖然としつつも、気を取り直して寺の中へ。
さっきの団体が帰ったせいか、ガラーーンとしてしまった。
参拝料を徴収しているオバチャンがとてつもなくヒマそうだ。

そんなオバチャンを横目に、境内へ。


奥さんはこの庭が好きらしい。
あー、さすがにそこまでは一致しないね~。
うちは中庭の方が好きなんです。
でも、ここも素敵。光が当たって、ポカポカする。


そんで、いよいよ中庭へ。



あー、そうそうこんな感じだった。
相変わらずのどかな庭だ。

奥の方丈でのんびりと。



そういえば、変なダルマみたいな襖絵があって、中学生の時はその写真を撮ったんだけど…
ああ、あったあった。


結局、この寺で出会ったのは5、6人。
すっかりのんびりしてから、この寺を後に。
外にも絵になるところが。



中学生のときの印象が全く変わってなかったなぁと思いながら、最寄りの駅まで歩いていった。
またいつか、のんびりしに来たいな。


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さて日本全国に有名な鹿苑寺 金閣。
ここも当然のごとくの人手。
行きの京都駅~金閣寺バスから混んでいた。

意外にも、紅葉の色づきという点ではなかなかの高得点。
入り口付近から、綺麗な枝葉が立ち並ぶ。



入ってすぐのところに、これまでの旅行の中で最も綺麗な色の木が。


通路から入れないところに立っているため、近寄って撮ることができない。
美しいものは手に届かないのかな…

と思いつつ、出た、金閣!!


といって撮ったのはこれだけ。
さっさと脇を通り過ぎて、付近の紅葉の方へ。







金閣の豪華さにも負けず良い色に染まっていた。
せっかくだから金閣も撮っておけば良かったなーと思いつつ、次のポイントへ。

金閣とは正反対で、全く有名でない寺へ向かう。

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09.炭屋旅館

12月 31, 2005

今回は、お寺巡りはお休みして旅館の話題。

三日目の夜は、京都の老舗、炭屋旅館に宿泊。
せっかく京都に来たのだからということで、京都らしいところに一回は泊まってみることにした。
一泊あたり一人3万円とかするので(!)連泊は無理だ…。

早速案内された部屋は、「鄙びた」という言葉がぴったりくる。
とはいっても、畳がふるいとか汚れているとかいうことは全くない。
むしろすべてがこぎれいに整えられ、ほの明るい中にすっきりした落ち着きを感じる。


部屋の名前は「洗月」という。
床の間の仕切が、満月を洗う海の様を表しているところに由来しているそうだ。
粋な名前ですねぇ。


窓外には中庭がのぞく。
到着したときは夜だったので何も見えなかったが、朝になると均整の取れた庭を見て取れた。




「洗月」はこの庭の眺めも良いし、他の新しめの部屋とは違って歴史ある部屋らしく、人気が高いと仲居さんが言っていた。
ただ、この部屋は鍵がない。
廊下から襖を隔ててすぐ部屋なので、気になる人はご注意を。
老舗と言われる旅館は、そういうところが多いのかも。

そして、夜は京懐石。
部屋出しなのはもちろん、なんと一品ずつ料理が出されてくる。
それぞれの料理が綺麗に盛りつけられ、美しい。

そして最後に、抹茶!!


ハーゲンダッツと言えばクッキー&クリームか抹茶かというくらいに抹茶は好きだけど、さすがにこれは苦くてつらかった。

そんな感じで京都の老舗旅館を満喫する時間はあっという間に過ぎてしまった。
最後に、出発前に玄関先で記念撮影。


老舗の旅館と言えば、品格の高さを思い浮かべるが、ここの人たちはもっとさっぱりとしていて、こっちの気が楽になることが多かった。
逆に大雑把なところもあり…、あ、そういうところなんだなぁと気がついた。

女将さんと思われる人と、仲居さん、それから写真を撮ってくれたおじさんの三人が、道路の角を曲がるまで見送ってくれた。

また来られるといいなぁ。

さて、今日は金閣へ出発!!

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人どおりの多い道から離れ、竹林を歩いていく。
目指すは常寂光寺。

ここもまた、紅葉の名所として名を知られたところのようだ。
嵐山・嵯峨野付近では、ここには行かないといかんと思っていた場所だ。

JRの線路を歩き抜け、道を進んでいく。


この路線には嵯峨野トロッコ列車という線がある。保津峡を進む観光用の路線だ。
かなり有名らしく、京都に到着した日にはすでに予約でいっぱい。
乗ることすらできなかった。

そして到着。常寂光寺。










この寺にはなんとも言えない趣がある。
正門の前に左右から覆い被さる枝葉、背後の嵯峨小倉山。
歴史を伝える門や鐘楼の色が、モミジやイチョウの鮮やかさを引き立てる。

残念ながら、ちょっと来るのが遅かった。太陽が、小倉山の向こうに行ってしまった。
また次に来られることを祈りつつ、穏やかな敷地を後にした。




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狭い道に沸き返る人混みを押しのけて、天龍寺へ。
ここは渡月橋から歩いてすぐのところにある。
敷地も広く、人が多い割にはのんびり歩ける感じだ。

拝観料600円を払って建物に入ると、大方丈から緻密に設計された庭園を見渡すことができる。



残念ながら色づきが良くなく、しかも逆光。
初めて行くところで綺麗に撮ろうという浅ましさがばれてしまう。
やっぱり、一カ所に時間をかけるのがあるべき姿、というか、そうしなければ良い写真は撮れないということだ。

紅葉の色づきという意味では、お寺の外に広がる敷地の方がむしろ良かった。
写真もそっちでばかり撮る始末だ。
ところどころに、燃えるように赤いモミジが立っていた。



(これはちょっと補正しすぎだな)


モミジの陰から見上げると、透過する赤色の美しさに圧倒される。
ここではカメラおじさんたちがぶっといレンズを持ち上げて、競い合うようにモミジを追っていた。


ここの敷地には地蔵や灯籠などが紅葉と並んで立っているところが多く、被写体としてのバランスが取りやすい感じだった。
単純に紅葉を撮ってもいいが、添え物があると相乗効果が出てくる。
不思議なものだ。



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東福寺の帰り道、おじさん夫婦に別れを告げた後、京都に転勤した会社の同期の家に久しぶりに会ってきた。
2ヶ月ほど前に、その友達にこどもが生まれたので、その子に会うのも今回の目的のひとつ。
これがまたチョー可愛かった。

友達夫婦は予想通りに親バカっぷりを発揮。
とはいえ、仲良くおむつ換えの作業を分担したりしていて、ちゃんとやっているなあと感心しきり。
これだけ愛情を注いでもらえる子であれば、さぞ良い子に育つことでしょう。
などと思いながら、この日泊まる京都のホテルへ。

この日は京都駅の南側にある、新都ホテルの、サウスウィング客室に宿泊。
9月にオープンしただけあってとても綺麗なのは当然だけど、なんというか今風のデザインだった。
オフホワイトの壁に、深い木目調の調度。
天井からユニットバスまで、シンプルだけど安っぽくない感じを出していた。
お世辞にも広いとはいえない部屋とはいえ、液晶テレビを活用するなど、工夫を感じた。
オススメです。


さて明くる日は、京都駅から北西方向に位置する嵐山・嵯峨野方面へ。
京都の名所、というより日本の名所と言っても過言ではない、このエリア。


嵐山を背景にした渡月橋、この眺めはなんて絵になるんだろう。
あまり色づきの良くない今年の紅葉のせいで壮観とまではいかないが、いつ見ても何か感じるものがある。

…しかし、路線バスでここまでたどり着くまでが一苦労。
有数の名所なのと同時に、どうやらここは道路が砂時計の首のようにくびれているところのため、あと一歩でバス停までたどり着けない。
道も狭いし。

そして、ここは恐ろしい数の観光バスがひしめいていた。
そう、本当に「ひしめく」という言葉が似合う。
おかしいな、わざわざここに来るのを月曜日にして観光客が少ないのを狙ったのに…
なんて小細工はまったく通用しませんでした。
ここも人でいっぱいだー

バスで疲れたのでちょっと喫茶店で休憩。


外は人だらけなのに、この喫茶店はなぜかガラガラ。
入ったら誰も客がいなかった。2階だから?

一息ついて、あらためて何枚か撮影。



次は、すぐ近くにある名勝、天龍寺へ。

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05.東福寺 その2

12月 20, 2005

東福寺の敷地は思ったより広い。
メインである通天橋以外にも、周囲にたくさん広葉樹が広がっている。






今回は特にコメントも無く、写真を載せるだけ…

旅行中は幸運なことにずっと晴天に恵まれ、この日も風のなくポカポカした陽気。
(気温は低いけど。)

東福寺内のお茶屋さんで、ぷかーっと寝ている子供が可愛かった。


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04.東福寺 その1

12月 18, 2005

寒い京都の1日目は無事に終わり、その日ご厄介になった叔父さん夫婦に、近所の居酒屋に連れて行ってもらった。
話好きの叔父さんにマンツーマンでマークされ、いろんなことを聞いた。

叔父さんは根っからの京都人で、京都に誇りを持っている。
巨大観光地の京都としてもっと旅行者への配慮をするべきと話していた。

「せっかく来てくれんのやから、バスの一日券くらいあげればいいのや」

うーん、大胆なアイディアですね…
ともかく、そんなことをいろいろと話してくれた。

そこで飲ませてくれた、日本酒「司牡丹」が美味かった!!
単純に水のように飲めるものもいいけど、これは日本酒自体の味がほんのりと伝わってくる美酒。
ランクにもよるのかもしれないけれど、日本酒を飲む機会があったらまた飲んでみたいお酒になった。

そんな感じで叔父さんと仲良くなったせいか、次の日に行こうとしていた東福寺に一緒に行くという。
ということで、叔父さん夫婦と4人で東福寺へ。

ここは会社の上司もお勧めの場所で、「穴場で静かなとこだよ」と聞いていた。
そんなところに誰と行ってたんですか、なんてことはもちろん聞かなかったが、叔父さんたちもいるしのんびり行こうかと思っていた。

のだが…


…ここも人でいっぱいじゃー
そう、昨日の永観堂に負けず劣らずの大にぎわい。
早くもちょっとげんなり気味。

とはいえ、ここに写っている渡り廊下から見渡す紅葉が見事。
真下が川になっている谷に広がる景色。



こっち側の廊下はまだ東福寺の境内ではなく、向こう側に見える廊下が境内の一部。
向こうから見える景色も似たようなものなんだろうな、という気もしつつ入り口に向かうと…


行列並びすぎ。
さらに奥に進んでいくと、遊園地にあるようなクネクネした行列通路ができていて行ったり来たり。
ここはディズニーランドかよ…

なんとか進み中に入ると、さっき向こう側に見えた廊下、通天橋につながる。
そして紅葉が広がる庭園と、谷に降りていくことができる。


通天橋から見る景色を、今度はレンズを変えて広角で。



広角を使うと広いエリアを写し込んでしまうため、まばらな印象になりやすいが、ここはすごい。
見えるものを入れれば入れるだけ迫力が増す。

すべての木が良い色に染まっているわけではないが、逆に様々な色が織りなす景色が美しい。
赤、くすんだ赤、黄、緑、そして谷川の黒。

さすがは名所と言われるところである。

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京都は寒かった。
真如堂の紅葉で気分は高まったけど、底冷えのする寒さに耐えられず、大通りのドトールで休憩。

次は永観堂へ。
小高い丘の上にそびえる真如堂とは異なり、平地に位置する永観堂は、かなり有名な紅葉スポットらしい。
近づくにつれて、そのことをだんだん実感することになった。
…人だらけじゃー!!


もうあたり一面ひとばかり。

広い敷地は軽い起伏がついていて、大きめの池もある。
そんな変化のある土地には、赤く色づいた紅葉が映える。


そんな絶景も、人でもみくちゃ。
フレームに人を入れないようにするだけで大変だ。

しかも、拝観料 1,000円(11月特別料金)。
何かがおかしい。

ただ、これだけ人がいると交通整理するだけで人員が必要なのかもしれない。
寺の中を拝観に回っていると、あちこちでバイトっぽい整理人がいる。
一応作務衣を着ているのに、やたらこなれているので、お寺っぽくない。
一大お寺テーマパークだ。

とはいえ、寺の内部も洗練されている。
中庭に配された蓮池と、それにかぶさるモミジのバランスは美しい。




思ったより建物の中も広い。
けっこう時間をかけて歩き回っていると、外が暗くなってきた。
京都は周りを山に囲まれているので、午後4時にもなると日が山の端にかかり始めてしまうのだ。

急いで外の景色を撮る。


そんなうちに、とうとう手持ちでの撮影は無理なほど暗くなってきてしまった。
これですっかり本日のモチベーションを失い、撮影終了。
南禅寺を通り過ぎ、蹴上駅から帰途に着いた。


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